営業ではなく、本当の信頼を。







仕事への価値観。
 
それは、個々の人生の豊かさを左右する
もっとも大事なモノサシの一つかもしれない。
 
大西弘一、44歳。
 
保険や金融などのファイナンシャルプランニングを生業とし、
個人クライアント数・約2000世帯(6000人)、
法人クライアント数・約140社を抱える
株式会社IFASの代表取締役である。
 
創業からわずか2年ほどの間に、
なぜこれほど多くの顧客が存在するのか。
その理由は追々、明らかにしていきたい。
 





さて、誤解を恐れずに一言でまとめてしまえば、
彼の仕事への価値観は「人の幸せ」を共有することにある。
 
文字にしてしまうと、どこにでもありそうな言葉かもしれない。
しかし、彼の歩んできた人生を振り返っていけば
その言葉の真意を感じていただけることと思う。
 
 
大学卒業後、彼が新卒として最初に入社したのは
大手建材メーカーだった。
 
「もともと人と接するのが好きで営業職になりたかったんです。
家具などの建材を親会社に納品する仕事でしたが
そこにはエンドユーザーが存在していませんでした。
放っておいても、商品は売れていく。
僕がやりたかったことは、こんなことではない、
という違和感を覚えたのが転職を決意するきっかけです」
 
違和感。
 
この言葉は、今後、彼の人生を左右するキーワードとなる。
 
 
 
利益優先から
生まれる違和感


建材メーカーの次に勤めたのは、親会社である大手住宅メーカー。
ここならエンドユーザーに思う存分営業ができると
大西さんは日々、施主のもとへと駆け回った。
 
お客様にとって本当に必要な住まいとは、
どのようなカタチをしているのか。
予算は? デザインは? 老後の暮らし方は?
 
そんなことを常に考えながら本音でお客様と接しているうちに、
全国展開する大手住宅メーカーでも
指折りのトップセールスマンとなっていく。
その驚異的な売り上げは、たびたび仲間たちからも、もてはやされた。
 





ただ、そこで芽生えた感情は「喜び」ではなく
またも「違和感」だった。
 
「当たり前だけれど、住宅メーカーに勤めていると、
自分たちの作っている商品を売ることになる。
『この家族は他社の商品の方が合っているかもしれない』と思っても、
必ず自社の商品の中から提案しなければいけない。
それって、本当にその人の幸せにつながっているのかなって」
 
報酬や賞賛だけを「仕事の価値観」とするならば
彼の人生は、そのまま続いていただろう。
 
だが、彼の価値観は、そこにはなかった。
「もっといいものが、提案できたはずだ」という思いは
日を増すごとに強くなり、ついには他社の商品を勧めて
支店長からこっぴどく叱られたこともあったと言う。
 



「私、変人って良く言われるんですよ」と
大西さんは頭をかく。
 
実は「変人」という言葉も、
彼の人柄を表す重要なキーワードであるように思う。
 
会社の利益だけを追求するのが「常人」であるならば
お客様の幸せを願う「変人」の方がよっぽど魅力的だ。
見る立場によって、その価値は形を変えるだろう。
 
 

お客様にとって
最善の選択をするために


大西さんが次に選んだのが、保険のセールスマンだった。
 
この職業なら、それぞれの家族に合ったプランを作成し、
お客様にしっかりと寄り添いながら人生をサポートすることができる。
大西さんは、持ち前の行動力を発揮させながら県内外を東奔西走した。
 



実は、保険の営業をするときに
「入ってください」という言葉を使ったことは一度も無い。
 
「私が勤めていた保険会社は完全歩合制だったので、
逆に気兼ねをすることなく他社の商品を勧めていました。
もちろん、私には一銭の報酬もありませんが、
最善の選択をしていただくことだけが私の願いだったんです」
 
客側から見れば、おかしな男である。
 
とことんまで自分たちの悩みを聞き、未来像を模索し、
挙げ句の果てには他社の商品を勧めてくる。
「次に何が出てくるのか」と身構えていても
それ依頼、大西さんからの連絡は一切かかってこない。
 
やがて客の方から電話が掛かってくる。
「私は、大西さんと契約したい」と。
 
しかし、彼にとってみれば、自分との契約のために
顧客の最善の選択を崩すわけにはいかない。
 
また、彼の中に「違和感」が芽生える。
 
すべての顧客に中立的な立場からサポートを行えるよう
平成25年に「株式会社IFAS」を設立。
彼を頼る個人客や法人客が殺到し、
わずか2年で多くの顧客を抱える会社へと成長するのである。
 
 






すべての個人と法人に
最善の未来を提案


現在、同社では各種保険の代理業務をはじめ、
住宅ローンや資産管理、相続、事業継承など
ファイナンシャルプランナーズオフィスとして
トータル的な視点から顧客のサポートを行っている。
 
「税理士や社労士、弁護士などの専門家と連携し、
すべてのお客様に最善のコーディネイトが行えるよう
チーム体制を整えています」
 



大西さんが今後、力を入れていきたいのが企業へのサポート。
税金や金融、保険、不動産、年金、相続など
あらゆる面からのコンサルティングやリスク管理はもちろん、
そこにいる従業員の未来も支えたいと考えている。
 
「これからの企業の繁栄を支えていくのは人。
経営者だけでなく従業員の方々にも幸せになっていただかないと
未来に拓かれた経営はできません。
職種や会社の規模、ご要望などはすべて違いますから
私自身の関わり方も無限に広がっている。
だからこそ、企業へのサポートを充実させたいのです」
 
すべては、お客様のために。
 
違和感を踏み台にして
自分の職務を自在に変化させてきた男は、
さらに新たな役割に向かって突き進もうとしている。

 



 
 
四国の企業と人を
元気にしたいから


自身のプライバシーをあかす社会人はめったにいない。
 
しかし、大西さんが顧客に届ける年賀状には、
愛する家族たちがこちらを向いて微笑んでいるだけでなく、
差出人として自分の家の住所が記されている。
 
会社としての付き合いではなく、
一人の人間として顧客の人生に
関わっていくのだという強い信念がそこにはある。
 




「こんな保険屋さん、見たことない」
 
行く先々でそんな自分への評価を耳にしながら、
常にお客様にとって最善の選択だけを追い求めてきた。
 
彼に言わせれば、営業職が「人から好かれる」のは当たり前。
そのことが直接、業績へと結びつくからだ。
 
しかし、逆に担当者の人柄を重視する余り、
お客様の選択にブレが生じる危険性もあると言う。
 
「本当はもっとお客様にふさわしい商品があるのに、
『あの担当者に良くしてもらっているから』
という理由で選んでしまわないようにしないといけない。
私を信頼してくださるお客様に対しても、
冷静に、最善の選択をしていただけるよう
これからも誠心誠意、取り組んでいきます」
 



四国の企業と人を、元気にしたい。
 
そんな、目標を胸に抱きながら
大西さんは、今日も自分の中に芽生えた
違和感と戦っていく。
 
すべては、お客様の未来のために。
 

Data 2015.10.27

株式会社 IFAS の会社情報

企業名株式会社 IFAS
経営理念私たちは、創造的な【"I〟nnovation】発想と思考により、
お客様の描く【"F〟uture】に
人材・知識・情報を用い【"A〟lliance】
安心を提供できる【"S〟olution】オンリーワンチームを目指します。
所在地〒770-0847
徳島県徳島市幸町3-101リーガルアクシスビル2-B
業務内容■生命保険
■損害保険
■損害保険
■住宅ローン
■ファイナンシャルプランニング業務
■資産管理業務
■相続
■事業継承
■住宅コンサルティング業務
電話番号088-678-5533
FAX088-678-101
ホームページhttp://ifas.co.jp/
設立2013年10月
従業員数社員4名
代表者代表取締役 大西弘一

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